今年も始まるTBS恒例の年末特番となった『SASUKE』ですが、今までいろんな歴史を刻んできた人気のTV番組としてお馴染みではないでしょうか。
視聴者参加型スポーツ・エンターテイメントの特別番組として、今回で40回を迎えると言う事もあって、今年の参加者も各業種から出演すると注目をあびていますね。
そんな『SASUKE』ですが歴史も長く、1995年~2005年まで『筋肉番付』として放送され、参加者はプロスポーツ界や有名人だけでなく、芸人や素人も参加!
そしてメインMCとして華を添えていたのは、つい先日まで「報道ステーショ」のキャスターだった古舘伊知郎さん!ワクワクさせてくれる話術も人気の要因でもあります。
有名人・素人・アスリート・芸能人が多彩なアトラクションにチャレンジしていく番組ですが、回を重ねるごとに難易度があがりケガも付きものだったようです。
そんな『筋肉番付』が人気を博しながらも放送中止になってしまった出来事が、、、。
しかし根強い人気コーナーの『SASUKE』は単独の人気番組と成長しているが、過去に起きた事故やケガの公表が少なく今でも、こんな憶測だけが広がっています。
『SASUKE』や『筋肉番付』は事故で死人いる?力島で山田が被害者って本当?
結論、競技で死人は出ていないし、当初から参加していた山田が被害者ではありません。
そんな中、人気を集めた力島は『SASUKE』への源流である障害物コースで、難易度が高いアトラクションが多く事故はここで起きました。
そんな記憶も曖昧になってる疑問を順に追って紐解いていきたいと思います。
古傷の肩を痛めて才川コージ2ndステージでリタイア。
1stステージでは、圧倒的なパフォーマンスを見せた才川コージ。
しかし一転、2ndステージでは苦戦を強いられ序盤から明らかにペースがスローダウン
それでも懸命に前に進むものの…最後はリバースコンベアで力尽きリタイア。
競技後にわかったことですが、どうやら1stステージで古傷の肩の痛みが再発したそうです。ケガはつきものか。。。
大きなケガもなく無事40回記念無事終了めでたしめでたし。
『SASUKE』『筋肉番付』これまで事故で死人がいるって噂は本当?
長年に渡りファンも多い『SASUKE』ですが、当初は『筋肉番付』として金曜深夜の30分番組だったが、放送開始から2か月を過ぎた頃から土曜のゴールデンタイムの60分番組に!
しかしこのシリーズのスタートは1993年12月放送の『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』がベースにあります。
オリジナル競技でポイント・タイム・回数を競うもので賞金も出て、この時にモンスターBOXやショットガンタッチが誕生しています。(懐かし~♪)
その時の参加者が、ケイン・コスギや池谷直樹、松岡修造などプロスポーツ界の有名人や一般のスポーツマンたちでした。
そして同年の7月スタートの『筋肉番付』からお茶の間の人気番組に!当時がプレゼンテーションのゲームになるくらい子供から大人まで色んな形で参加できる番組企画でした。
『筋肉番付』がスタートし、アトラクションの一部はアスレチック型の企画「力島」は難易度も高く大小様々なケガ人も多くいたようです。
そんな中、問題となる事故が起きTBSの事故管理意識や番組側の安全対策に問題あるのでは?の声も。
警察への通達を怠るなど事故への安全確認・事故後の対応などが問題視され、番組は安全対策のために2002年5月4日放送分をもって休止しとなってしまいました。
ここで整理してお伝えして行きましょう。
これまでの事故は5件
2002年5月に横浜市青葉区のTBS緑山スタジオで『SASUKE』の類似企画「力島」の収録が行われ、ここで大学生2人が重傷を負ったのです。
大玉の上をサーカスのピエロのように乗りこなし、幅2.5メートルの水路を渡る競技で、京都大学の中国人留学生がバランスを崩し玉から落下。
病院に搬送されたのち頚椎骨折と診断され以後、半身不随の状態が続いているそうです。
しかし収録は続行されたそうですが、診断は後だったとしても、病院に搬送されているのに現場は続行されたとか、、、当時の企画側は安全管理に問題があったようす。
坂の頂上から転がり落ちる大玉を受け止め坂の上まで押し上げる競技で、東海大学の日本人学生が球を受け止めきれず転倒、下敷きに!
その学生は一時意識不明となり救急搬送されたが、搬送時には両足がマヒした状態で、両足麻痺の重体となっています。
2006年8月に『SASUKE』の女性版でも事故が1件起きている(詳細は下記で)
その後2007年に『SASUKE』で、5人もの負傷者が出る事故が起きました。
ロープをツタって浮島に降りる競技で、その際に着地で失敗した30代の男性が右足を複雑骨折で全治六か月と診断うけ、他に同じ競技で3人の男性がねんざや脱臼をしています。
その中の一人がブラックマヨネーズの小杉竜一さん!受け習いだったのか、お腹から着地し肩を脱臼!
TBS側は「通常おこりえる範疇のもの」と言うものの、事故が起きたエリアは直ぐに撤去され次の放送回には、六段跳びに戻されました。
そんな小杉さんの怪我が明るみになった事から芋づる式に、他の参加者の事故が判明した。
こういった事が段々と隠し通せなくなり問題が明るみとなっていきます。
記憶に新しい所では、2019年にもジャニーズのWESTのメンバーである濱田崇裕さんが「SASUKE」のセット体験中に骨折したというニュースもありました。
アクリル板にスパイダーウォークの要領で両手両足を突っ張った状態で張り付き、レールを下っていく競技。
最後の着地の際に足をひねって左脛骨遠位部を骨折2か月の安静治療が必要と診断が受けました。
山田は力島で事故に遭っていない
山田の事故に関して『SASUKE』の収録前に競技と関係ない所での怪我で登場していることがありました。
第28回、前日に怪我をした左足を引きずりながら1stに挑み、2連そり立つ壁に到達した時点で残り時間20秒を切り、クリアは絶望的となったが、タイムアップ音と同時に1つ目の壁を乗り越えた。
第35回、黒虎を率いて緑山に姿を現し山田勝己氏自身は、出場していないが収録数日前の仕事中に重さ700kgの鉄板を足の上に落として大怪我を負って、会場には車椅子姿で登場!
『筋肉番付』の障害物競技の新企画「力島」(ちからじま)においては難易度も高く、運動能力が高いプロスポーツ選手も苦戦するステージの為、山田勝己氏はFINAL進出は1回だけ!
かつては完全制覇にもっとも近い男と呼ばれ、初めて自費で『SASUKE』セットを作った選手であり、そんな山田勝己氏に憧れて『SASUKE』を始めた人も多い。
競技でのケガはないが、努力の人であり、誰よりも『SASUKE』にたいして真剣に取り組んできた男だと感じます。(なんか抜けてる感じだけど一生懸命さに許せちゃいますね)
事故にならないための防止策は?
2002年5月の2件の事故を受け、TBSは事故後に社内で点検チームを設置し収録予定の24種目について安全確認作業を実施。
そのうち「10種目が安全確保が十分でない」と判断され「十分な安全対策が確認できるまで収録を控えることが望ましい」と判断をくだしました。
TBSはこれを受け、同月24日に番組の打ち切りを正式に表明しました。
そもそも、収録前に点検ってするでしょ?などの非難も受ける事になります。
その後、安全対策を強化したとして「体育大国」「黄金筋肉」と言う番組も放送されますが、それぞれ1年や1年未満で放送終了しています。
そんな中『筋肉番付』から派生した『SASUKE』の安全対策としては、その都度エリアの見直しがされていたようです。
『SASUKE』から「KUNOICHI」と言う女性版が企画され話題となっているがどうだったのか?
結論、隠ぺい工作は出来なくなったものの、TBSの事故管理意識や番組側の安全対策もしっかりできないまま、新たな事故を起こすことになります。
2019年の事故の時には、TBS側は何度かシミレーションや検証は行っていて安全対策は行っていた、という説明はあったが着地という場所は鬼門かもしれないですね。
『SASUKE』『筋肉番付』女子でも怪我や事故があった?
『SASUKE』の女性版「KUNOICHI」として2001年12月から始まり、出場できるのは女性だけ!小学生が出場したこともあったが、現在の出場資格は中学生以上。
美しく!逞しく!最強美ボディの持ち主たち総勢50名が完全制覇を目指し挑む!(第8回までは100人)が出場し4つのステージに分かれたさまざまな障害物をクリアしていく。
2004年末の第4回、2006年新春の第5回、2006年秋の第6回と3回の完全制覇を成しえた三宅綾子さん。
2009年秋の第8回に小宮理英、門井佐登美がそれぞれ達成していて完全制覇の確率は0.52%と難易度も『SASUKE』に負けてない巨大フィールドアスレチック。
ほぼ毎回何らかの新エリア設置、あるいはリニューアルが行われている他『SASUKE』からリメイクされたエリアや『SASUKE』に逆リメイクされたエリアもある
記念すべき第1回大会は1st序盤エリアでリタイア者が続出して、1st突破者はわずか2人!その2人も2ndのスタートエリアである大跳躍で共にリタイアしている。
かつこれまでにおいて『SASUKE』含め2nd進出者全員が2ndで脱落した回がないため『SASUKE』も合わせて、史上初の2ndでの全滅となった。
KUNOICHIでもおきた事故
2006年8月28日に行なわれていた第6回大会の収録中にまたしても事故は起きてしまう。
この事故についてTBSテレビは「重症ではないから」と収録は一時中断したにもかかわらず、他の参加者への説明はないまま収録続行。(怖い時代でした、、、)
警察や消防への通報および事故の公表をしなかったことがまた判明した。
前回にも問題となった「TBSの事故管理意識や番組側の安全対策」が浮き彫りに!
同じことを繰り返すことになりTBSのイメージはダウン!隠ぺい行為は続くのである。
2006年の収録中一般参加者が水槽に落下して、そこから上がろうとして照明器具にふれて感電(照明器具とアース設備の不具合が原因)し病院で手当てを受ける事故が発生しています。
事故にならないための防止策はなんだったの!
あれから10年の歳月が流れ『SASUKE2016』と題し特番が予告された時、TBSの公式ホームページに開催を知らせる報が掲載されており、そこにはこんな文言が記載されました。
参加された方々の安全を確保するための万全の対策を行っております
スポーツ競技なのでケガはつきものですが、有言実行し過去の過ちを繰り返さないはずだった。。。
「TBSの事故管理意識や番組側の安全対策」速やかな現場の判断で、視聴者の信頼を取り戻してほしいものです。
『SASUKE』『筋肉番付』海外放送で事故?
アメリカでも起きた珍事故!裸で乱入放送事故2つ!探せばもっとありそうなので追記をお楽しみに.
海外版『SASUKE』ニンジャウォーリアーに、全裸の男性が乱入。
しかも次々と障害を突破して次から次へとステージをクリアーし、「反り立つ壁」への挑戦に失敗したところでようやくスタッフが捕獲。
チン入者の思わぬ変態忍者っぷりに、ネット上でも「最後までやらせてやれよ」「ヒーローの誕生だ!」など賞賛の声が多数あがっていたとか、、、。
そしてもう一つ、海外版『SASUKE』ニンジャウォーリアーに、巨乳女が突然全裸になる放送事故が発生!日本だと大騒動になりそうな出来事ですが、海外では大盛り上がり。
死人の真相とまとめ
長寿番組である『SASUKE』は「力島」が源流となっていて、視聴率を上げる事に力を注ぎ、組織ぐるみの隠ぺい工作も浮き彫りとなっての、今にいたります。
事実関係は明確にはなっていませんが、陰ながらの努力も放送する企画側の欲にさらされ悲劇も起きていたことは公表されていません。
最後に直接的に『SASUKE』や『筋肉番付』「力島」の収録が原因で死人が出たというは話はないが『SASUKE』出場を目指していた学生が亡くなったのでは?というニュースがありました。
2013年、京都で琵琶湖疏水にかかる全長13ⅿの綿森橋から、当時19歳の大学生が落下し流され50分後、数百ⅿ下流で消防隊員が救出したが3時間後に死亡が確認されています。
実はこの大学生は落下する前に、橋の欄干にぶら下がり腕の力だけで移動していたという証言もあり『SASUKE』の種目である「クリフハンガー」を実際の橋の欄干を使っての落下?
具体的な番組名は明かされていませんが、筋肉を競う番組出場を目指しトレーニングをしている練習風景の撮影を友人に協力してもらってたようです。
過去に『SASUKE』出場者の過激な命綱なしでのトレーニングの様子を放送されていた事もあり、その影響は否めないと意見もあるようです。
しかしながら『SASUKE』や『筋肉番付』の現場収録の事故で死人がでている事実なかったですね。
スポーツ系の番組の為、ケガなどは付き物ですが、TV局の安全対策もどこまでの物かは業界トップのTBSも信頼置けるどころか闇は深そうです。
TBSという圧倒的な業界トップの人気番組と成長し、改善されてきた『SASUKE』シリーズ
人生をかけて取り組んでいるオールスターと言われる勇者達が、この企画を通じて人との繋がりや友情、仲間意識で培ってきた歴史が『SASUKE』を盛り上げて来た事は事実ですね。
代表的な人物は、ミスター SASUKEと言われる‘’山田克己氏‘’である。
元祖、自宅に『SASUKE』のセットを再現し本番に臨む映像は今でも語り継がれ、現役に復活し2022年12月27日の今期も参加し先ずはファーストステージクリアーを目指します。
毎年参加するチャレンジャーたちが各エリアに立ち向かう姿が見る人たちをドキドキ・ワクワクさせる視聴者参加型スポーツ・エンターテイメントの特別番組です。
今後も楽しませてくれることを期待したいと思う視聴者の一人として、今回は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今年は完全制覇達成者が誕生するのでしょうか?山田克己氏はどこまでいけるのか?
事故のないように期待しながら40回記念を楽しみましょう♪